「モトタイムズ」はヤマハSR400/500をメインに
ネオクラシック&ストリートバイク情報を発信する
カスタムバイクWEBマガジン

カスタムマシン
2022.07.10

AN-BU/1995 YAMAHA SR400 “B-26B”/No.281

取材協力 : アンブ

写真 : 若林浩志  

文 : 小川伸晃

AN-BU/1995 YAMAHA SR400 “B-26B”/No.281


※2018年9月3日の記事を再編集しました。

レーシーなのにツーリングも快適! 贅沢仕様のアンブ流街道レーサー

フルカウルをはじめとしたオリジナルパーツが生み出す個性的なルックスが特徴の、名古屋を拠点とするアンブカスタムモータース。トラディショナルなカフェレーサーでもハイパフォーマンスでもない独自の世界観が人気だが、今回紹介するのは、そんな同店の特徴と魅力が十二分に反映された、まさに名刺代わりと言える代表作だ。

真っ先に目が行くのが、スタイリングの要である存在感抜群のオリジナルフルカウル。戦闘機を連想させる武骨なフォルムが、マシンに攻撃的なイメージを与えている。また、シートこそTZシートを加工取り付けしているが、フューエルタンクをはじめ、セパレートハンドルやフロントスタビライザー、マッドガード、マフラーなど、主要パーツをオリジナルおよびワンオフパーツで構成することで、個性的なスタイリングを作り出し、結果、オリジナリティを強く打ち出すことに成功している。キャブはTMR、エキゾーストはオリジナルフルエキマフラーに換装され、走行性能にも抜かりはない。

そして最も注目すべきが、こちらのマシンはレーシーなルックスを持ちながら、ロングツーリングでの使用も考慮されている点だ。フロントカウルステーにはUSB端子とシガーライターソケットが装備されている他、簡単に脱着可能なリアキャリアや、シートカウル内の小物入れなど、レーシーなスタイリングの中に、ツーリングを快適にする様々な機能が隠されている。

アンブが得意とするアグレッシブなスタイルはそのままに、ロングツーリングも快適に楽しみたい……そんなオーナーの要望を見事に叶えた、洒落た1台だ。

[Detail]


メーター類は全てデジタルメーターに換装され、フロントカウルステーにはUSB端子とシガーライターソケットを装備。コンパクトながらも多機能なコックピットとなっている。

 


フロントフェンダーにはAN-BU製スタビライザーを装備。見た目のドレスアップに加え、走行安定性を高めるスグレモノだ。

 


ナロー&コンパクトな形状が特徴のAN-BU製FRPフューエルタンク。トップに描かれた真っ赤なラインがアクセントになっている。

 


マフラーはAN-BUフルエキマフラーTYPE1をチョイス。サイレンサー部分をロングに変更し、カチ上げることで攻撃的なフォルムを作り出している。

 


シートはTZシートを取り付け加工。シートカウル部分は小物入れとなっている。TZシートの持つレーシーなイメージを壊すことなく積載性能をアップさせる特製キャリアにも注目だ。

 


スイングアームはアルミ製の角パイプに換装。リムをワイド幅のものに換装し、180サイズのタイヤを履かせることでリアの存在感を高めている。

[Custom Spec]


エキゾーストパイプ:ワンオフ/サイレンサー:AN-BU SR用フルエキマフラーTYPE1加工/キャブレター:TMR/ヘッドライト:PIAA耐久レース/電装ボックス:AN-BU SR用電装プレート/ハンドルバー:AN-BU セパハン35φバーエンドタイプ/ミラー:AN-BU バーエンドミラー/スピードメーター:アクティブ/タコメーター:アクティブ/シート:TZシート加工/フューエルタンク:AN-BU SR用FRPタンク/フロントフェンダー:AN-BU SR用スタビライザー/リアフェンダー:AN-BU製SR用アルミ製マッドガード/フロントカウル:AN-BU 汎用フルカウルTYPE2/AN-BU SR用アルミマットガード/スイングアーム:ワンオフアルミ角パイプ/Fホイール:(リム幅:2.50 /径:18 inch)/Rホイール:(リム幅:4.50 /径:18inch)/Fタイヤ:100/90-18/Rタイヤ:180/55-18/ペインター:藤田 ……etc.

RANKING
LATEST ARTICLES
YOUTUBEチャンネル モトタイムズFacebook