「モトタイムズ」はヤマハSR400/500をメインに
ネオクラシック＆ストリートバイク情報を発信する
カスタムバイクWEBマガジン
※2018年9月6日の記事を再編集しました。
往年の500ccのパワーをF.I.で再現した快速仕様
SR本来のスタイルを生かしつつ、足周りや吸排気、エンジンまでアップグレードした純正ルック・ハイパフォーマンスカスタムを得意とするバイク工房グリーンティー。キャブレターモデルだけでなく、F.I.モデルのチューニングも数多く手がける同店だが、今回紹介するのは、そんなグリーンティがF.I.モデルのチューニングの可能性を示すためのデモマシンとして製作した1台だ。
かっての500ccフルパワーの内部を移植したというこちらのマシン。500cc純正クランクに初期型カムシャフトを投入し、ピストンも500純正を使用することで当時のスペックを再現。荒々しくも素直なエンジン特性となっている。また、エンジン仕様に合わせて前後17インチホイールを採用。リアサスやブレーキ周りのカスタムも相まって、軽快な走りを楽しむことが出来る。純正の良さはそのままに、カラーリングや細部の仕上げによってよりスタイリッシュに仕上げた、洗練されたフォルムにも注目だ。
F.I.モデルが登場して約8年。F.I.チューニングに対して食わず嫌いをするユーザーもまだまだ多いかもしれないが、そんな人達にこそ見て欲しい、F.I.の楽しさを具現化した意欲作だ。
[Detail]
ハンドルバーはPOSH製スーパーローバーをチョイス。ハンドルポストとトップブリッジは純正パウダーコーティングで美しく仕上げている。
メーター類は純正を仕様。メーターパネルをグリーンティーオリジナルパネルにすることで高級感あふれる仕上がりとなっている。
ブレーキキャリパーはニッシン、ディスクローターはサンスター製。リムはRKタカサゴリム17インチに換装されている。
500純正クランクに初期型カムシャフトを投入し、排気量は499ccにスープアップ。ガンコートでブラックにカラーリングされたシリンダーがアクセントとなっている。
オイルクーラー装着で熱対策もバッチリ。季節を問わずエンジン性能をフルに楽しむことができる。
シートはおなじみのグリーンティ70’sシートに換装。初期型の持つクラシカルな雰囲気を見事に再現している。
エキゾーストパイプはグリーンティパワーパイプ、サイレンサーは同じくグリーンティチタンメガホンの組み合わせ。ポリッシュ仕様で美しい輝きを放っている。
リアサスペンションはオーリンズ製レジェンドツインをチョイス。ホイールは前後とも17インチに換装され、旋回性能を向上させている。
[Custom Spec]
エキゾーストパイプ：GREENTEA パワーパイプ 手曲げポリッシュ仕様／サイレンサー：GREENTEA チタンメガホンサイレンサー ポリッシュ仕様／吸気：パワーコマンダーＶ（ファイブ）／ヘッドライト：ルーカスタイプ パウダーコート／テールランプ：純正改 BLK仕様／ウインカー：ワイズギア スモールウインカー BLKペイント／ハンドルバー：POSHスーパーローバー BLK スチール／ハンドルポスト：純正パウダーコート（BLK）／トップブリッジ：純正パウダーコート（BLK）／ミラー：BOLT純正BLK／スピードメーター：GREENTEA パネル／タコメーター：GREENTEA パネル／Fブレーキキャリパー：ニッシン 6POTキャリパー／Fディスクローター：サンスター クラシックローター／Fブレーキホース：プロト スウェッジライン／Fマスターシリンダー：ニッシン ラジアルマスター／Rブレーキ：純正／シート：GREENTEA 70‘sシート ／ステップ：純正バックステップ、パウダーコート（BLK）／フューエルタンク：純正 カスタムペイント／フロントフェンダー：2%ER×GREENTEA コラボカーボンフェンダー／リアフェンダー：2%ER×GREENTEA コラボカーボンフェンダー／サイドカバー：純正 カスタムペイント／フロントフォーク：純正改、ボアエース フォークアシスト、ボアエース インナースプリング（ハード）／三つ又：ボアエース ステムアンダーブラケット／リアサスペンション：オーリンズ レジェンドツイン（バネレート変更）／スイングアーム：純正／Fホイール：RKタカサゴリム（リム幅：2.15／径：17inch）／Rホイール：RKタカサゴリム（リム幅：3.50／径：17nch）／Fタイヤ：ピレリ スポーツデーモン（サイズ 110/80-17）／Rタイヤ：ピレリ スポーツデーモン（サイズ 140/70-17）／カムシャフト：初期型カム／ピストン：500純正／シリンダー：純正、ガンコート BLK／クランク：500純正／ペインター：グラントペイントワークス ……etc.
