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2021年03月23日

BERRYBADS MOTORCYCLE/1995 YAMAHA SR400/SR File.312

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取材協力:ベリーバッズモーターサイクル
文:佐賀山敏行

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気軽に乗れるフルカウル・カフェレーサー

愛車にオーナーの個性や主張を反映させる「カスタム」という行為は、ときに行き過ぎることがある。たとえばここに紹介するカフェレーサーのオーナーは、過去に600ccオーバーのSRを所有しrたこともあるという。しかし今回、ベリーバッズにカスタムを依頼する際のオーダーは「エンジンはノーマルでいい」というもの。しかも、これだけの仕様変更をおこなっていながら、そのまま車検に通せるという、じつにジェントルなものなのだ。

その詳細を見ていくと、まず目にとまるのは、やはりフルカウルだろう。これは汎用のカウルをあてがったもので、当然ステー類は同店によるワンオフ。専用パーツでないものを、SRの車体に合うようにセッティングするため、「難儀でした……」とは、ビルダーの杉本さんの言葉。しかし、苦労の甲斐あって、そのフィッティングは絶妙のひとこと。一切の違和感なく取り付けられている。

特徴的なヘッドライトはLEDで、小さいながらも光量は十分で、ハイロー切替もできる車検対応とのこと。アルミタンクはアグスタタイプをチョイスし、曲線が美しいシートカウルとの相性も抜群である。ちなみにタンクとシートはもともとはボルトオンパーツなのだが、マウント位置を少し変えているとのこと。ビルダーのこだわりが垣間見えるポイントだ。

エンジンがノーマルとはいえ、やはりそのパフォーマンスにはワンパンチが欲しいところ。そこでこのマシンではマフラーをワンオフで製作し、吸気にFCRをチョイス。400のパワーを余すことなく引き出せるセットアップとなっている。

また、足周りに目をうつすと、フロントフォークにセリアーニを投入し、リヤサスペンションはYSS、さらに前後ホイールはワイズギアと、クラシカル感を重視しながらも、確実な性能アップを果たしている。また、JB製2ポットのフロントキャリパーにも要注目だ。

1978年、当時はライトウエイトのシングルスポーツとして登場したSR400……その妙味は純正エンジンでも十分に味わうことができるもの。ベリーバッズが製作したこの1台は、そんなSR400の良さを最大限に生かした良作といえるだろう。

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