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2021年04月27日

9-GATE/BSA SR400/SR File.313

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取材協力:ナインゲート
写真:編集部 文:佐賀山敏行

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70年代の走り屋スタイルを取り入れた“カチ上げ”系BSA-SR

今や現存する個体数も少なく、希少車としての価値も高まっているBSA-SR。しかし、自分の愛車である以上、メーカーの吊るしを良しとせず、自身のオリジナリティを投入したいというのは、ライダーの多くが思うはず。

ここに紹介するBSA-SRも、まさにそんな1台だ。

サイドカバーにあるステッカーを見ればわかるとおり、この車両はもともとはSRのスペシャルショップとして名を馳せた「バイクガレーヂ・スラクストン」がカスタムを施していたマシン。しかし、同店の閉店に伴い、車検は切れ、一時はオーナーもカスタム難民となってしまったそうだ。

そんな状況のなか、縁あってオーナーはナインゲートのもとへ……車検をはじめとした日常メンテナンスと、カスタムのアップーデートをおこなうことになったという。

目指したのは「70年代の走り屋」スタイル。前述のとおり、すでに個体数は少なく、希少車ともいえるBSA-SRだが、オーナーはノーマルはもちろんのこと、BSAらしいイジり方すらも拒絶。まさに唯一無二の1台に仕上げるべく、ナインゲートへオーダーしたのだ。

ペイトンプレイス製ロケットカウルはトラディショナルなカフェレーサーカスタムでも定番のアイテムだが、マーシャル製イエローレンズを組み合わせることで、その意味を大きく変える。カチ上がったテールカウルとの組み合わせは絶妙だ。朱色に近いレッドもまた、マシンのイメージを決定づける一因となっている。

フューエルタンクは純正アルミをメッキ塗装。ロケットカウル&シートカウルとあえて分けることで、走り屋らしさを演出している。

もちろん、走りの質向上にも抜かりはない。前後ホイールはワイズギア製キャストホイールに換装し、70年代テイストをアップ。また、それに伴いフロントブレーキはディスク化され、キャリパーはブレンボ、ディスクローターはサンスター製φ320で大幅に制動力を向上させている。

スイングアームやフロントフォークは純正だが、リアサスペンションはオーリンズをチョイス。ナインゲート・細井さん曰く「サスのマウント位置やディメンションの関係で、BSA-SRはヤマハSRと比べると、比較的ソリッドな乗り味」。そこで、足周りには大幅に手を加えることなく、BSA-SRらしさを重視したライトチューンに留めたということだ。

当然ながら吸排気にも手が入り、ピックアップの良いエンジンに仕上げられている。

フェザーベットフレームにSR400のエンジン、そしてトラディショナルとは一線を隠す外装のチョイスは、まさにオンリーワン。「自分だけの1台」というに相応しいマシンとなっている。

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