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カスタムマシン
2022.09.15

Wedge Motorcycle/KAWASAKI ESTRELLA/No.316

取材協力 : ウェッジモーターサイクル

写真 : 井上 演  

文 : 佐賀山敏行

Wedge Motorcycle/KAWASAKI ESTRELLA/No.316


※2021年11月7日の記事を再編集しました。

ボバーテイストを組み込んだストリートカフェレーサー

数々のカスタムショーでアワードで獲得し、高い注目度を誇るウェッジモーターサイクル。こちらの車両はオーナーが普段使いにも十分使える気軽さを持ちながらも、高いオリジナリティを発揮する1台だ。

カスタムのコンセプトはカフェレーサーとのことだが、トラディショナルなブリティッシュやイタリアンではなく、そこはあくまでもウェッジ流。リアホイールを16インチとすることで、車高を十分に落とし、シートレール加工やワンオフのコンパクトなシートも相まって、ボバーのテイストを注入している。

そして注目すべきはフューエルタンク。こちらはSR400純正を加工したものだが、車体左側を見てみると、エンジンのカムカバーに合わせてエグリが設けられている。こうしたディテールが、マシンに統一感とオリジナリティをもたらせているのだ。

フレーム形状やエンジンなど、エストレヤの“らしさ”はそのままに、ビルダーによって新たな息吹を与えられたカフェレーサー……自由な発想がもたらした秀作といえるだろう。

[Detail]


ヘッドライトはベーツ。ミニメーターと相まって、コンパクトな顔周りを作り出している。

 


セパレートハンドルにミニスイッチの組み合わせで、ハンドル周りもシンプル。リアに合わせてフロントフォークを突き出しいている。

 


ハイトの高いクラシカルタイヤをチョイスし、ボバーの雰囲気を再現。一辺倒のカフェレーサーとは一線を画している。

 


フューエルタンクはSR400純正。エンジン形状に合わせて加工することで、このマシンならではのフューエルタンクとして仕上がっている。

 


エキパイはワンオフで制作。サイレンサーはモーターガレージグッズをチョイス。ブラックアウトすることで、引き締まったイメージとなっている。

 


短くなったシートレールに合わせてシートをワンオフ。テールランプのチョイスなど、ここもボバーを思わせるディテールだ。

[Custom Spec]


エキゾーストパイプ:ワンオフ/サイレンサー:GOODS/ヘッドライト:ベーツ/ガラスレンズテールランプ/ミニウインカー/セパハン/スピードメーター:ミニメーター/フューエルタンク:SR純正タンク加工/リアフェンダー:ワンオフ/Fホイール:18inch/Rホイール:16inch/Fタイヤ:4.00-18/Rタイヤ:5.00-16 ……etc.

 

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