毎日、毎日寒い日が続きますね~……。
バイク乗ってますか? 早くポカポカ陽気の中、海沿いでもツーリングに行きたい!と切に願うCANDY中村です。
さて、今回は真面目なSRのお話。
「SRの弱点」についてお話していきますね!
SRに長く乗っているオーナーさんなら、知ってる人が多い「SRあるある」ではありますが……知らない方もいると思うので、お付き合いくださいね!
「スイングアームピポット部」
フレームとスイングアームを取り付ける部分です。
ピポットシャフトを定期的にグリスアップしてないと、シャフトの部分に水が入り、錆が進行します。
上の画像のように完全に錆びつき、ベアリングはガタガタになります。
シャフトが固着して、いくら叩いても抜けなくなります。
画像はまさに最悪のパターン。シャフトが抜けなくなっていたのでシャフトをカットして何とか外しました。
ここまでの症状は極端ですが、走っていると後輪がブレるような感覚もありますね。
シャフト、ベアリングなど…部品代、工賃、かなり高くつきます。
「スプロケハブ部」
リヤタイヤの中心、スプロケが付いている部分です。
バイクはエンジンからの力をドライブチェーンを介して、リヤタイヤに伝達する。そしてリヤタイヤが回されて前進する。
スプロケ部はすごく負荷がかかる場所なんです。
スプロケハブを外すと、ハブ本体との間にダンパーが入っています。黒いゴム部品ですね!
このダンパーがショックを吸収してくれているのです!
しかし、ゴム部品なので…いつまでも新品のようにはいかず、押しつぶされ、擦り減って、やがてハブ本体との間にガタが生じます。
これを放っておくと、チェーンがバタついたり、バタついたチェーンがフレームに干渉したり…良い事は一つもありません!
やはり「スプロケハブ部」も定期的にチェックしてあげなくてはいけません。
「フロントフォーク」
SRのフロントフォークは柔らかくて有名?!
乗っていてブレーキをかけたりすると「ぐにゃぐにゃ」とかなりストロークしますね。
新品であれば、程よい柔らかさでとても乗り易い設定かと思いますが…
特に中古である程度距離を走ってるSRは「ぐにゃぐにゃ」が酷いですね。
これはフォークスプリングがヘタってきた証拠です!
もちろんフォークオイル量などの減少でも、柔らかくなってしまいますが…だいたいスプリングが悪さをしてますね。
……と「SRの弱点」を簡単に説明してきましたが、みなさんお気づきですか?
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そうです。
そうなんです。
ぜんぶ足周りの弱点なんです!
SRというバイクは、そこそこトルクフルなエンジンの割には、足まわりが非常に弱い!
もちろん、新品、ノーマルなら良いですが、みなさん走りますよね?走れば当たり前のように劣化しますからね……。
だけど、「もう少し改善してくださいよ〜」みたいなことをメーカーさんに言うつもりは全くありません!笑
だって……その弱点さえも克服しながら、時にはカスタムして強化しながら乗っていくから、SRを楽しめると思っているから!笑
でもそれじゃ、結果として……ぜんぜん「弱点」じゃなくなっちゃいますね!笑
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協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
著者プロフィール
キャンディーモーターサイクルラボラトリー
中村 純
スケートボードやスノーボードが趣味ではあるが、1番の趣味はバイクという……バイクのことばかり考えているバイク好き。乗るのはもちろんSR。他にもベスパやミニトレなども所有する一児の父。
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