ショップHP:カスタムハウス スティンキー
1990年に製作されたというこのマシンは、完成から30年近く経とうというのに、そのスタイリングに古臭さはまったく感じられない……。
むしろその美しさや細部に至るコダワリには、近年のカスタムにはない新たな発見を見出せるほどである(続く)。
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スタイリングのポイントとなっているのは、やはりフューエルタンクやシートといった外装類。タンクはDUCATIのシングルモデルをチョイスし、ややロングなスタイリングを形成。
シートはオリジナル・Type2Aを加工したもので、フューエルタンクと相まって落ち着いた雰囲気を作り上げている(続く)。
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外装に目をやると、フューエルタンクは同店オリジナル・タイプ10アルミタンクとシングルシートタイプ3の組み合わせ。
ロングタンクに短いソロシートはスポーティーな雰囲気をおおいに盛り上げる。ハンドルはもちろんセパレートタイプ。砂型トップブリッジがライダーの気分を高揚させる(続く)。
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真紅の車体とグレーのエンジンやドラムブレーキのコントラストが絶妙で、低く垂れたセパレートハンドルやパイプワークが美しいヘッドライトステーなど……
車体のすべてに手が入っているにも関わらず、決して奇をてらうことなく、まるでファクトリーメイドかと思わせるバランスと、それでいて決して量産品にはない存在感がみごとに両立しているのだ(続く)。