取材協力:デルスラーラ
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2012年05月05日の記事を再編集しました。
外装はもちろんのこと、足周りやエンジンなど、そのほとんどを変更することによって、純正モデルとはまったく異なるルックスや乗り心地、そして性能を発揮させることができるのが、SRというモデル。なかでもスタンダードな単気筒モデルであるSRにスーパースポーツ並の走行性能とスタイリングを与えるパフォーマンスカスタムは、根強い人気を誇るカスタムスタイルである。
福岡県のデルスラーラは、洗練されたルックスと高い走行性能によるバランスの取れたSRカスタムで人気のショップ。今回紹介する1台も、そんな同店が最も得意とするスタイルを掲げたモデルである。
ベースとなったのは1995年式SR400で、エンジンはクランクを500純正を流用し500ccにスープアップ。同店オリジナル・スレンターボーイマフラーとヨシムラTMR-MJNキャブレターで吸排気を整え、適度な鼓動感とパフォーマンスが楽しめる仕様となっている。
また、前後足周りはXJR400を流用し、見た目と性能の両立を実現。ブレーキやリアサスペンションなどにもこだわりが見られる。
そして外装には同店オリジナルフューエルタンクやシートを採用し、スーパースポーツを思わせるシルエットが完成。パワーアップを果たしたエンジンや足回りとの絶妙なバランスを作り出しているのだ。
純正SRとはまったく異なるイメージに仕上げられたデルスラーラによるSR400。しかし、ここまでのカスタムが行われているにも関わらず秀逸なまとまりを見せているのは、同店の卓越したセンスの為せるワザだと言えるだろう。