取材協力:ウェッジ
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年3月4日の記事を再編集しました。
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におけるハイパフォーマンスカスタムの定番手法のひとつが、レーサーレプリカの足周りを流用するというもの。ウェッジが製作した1台もまた、前後足周りにヤマハFZR250を流用している。しかし、そのスタイリングを見てみると、王道のハイパフォーマンスカスタムではなく、ストリート感をおおいに反映させたものとなっている。
同店曰く、マシンのコンセプトは「NEWカフェレーサー」とのこと……では、その詳細を見ていこう。
前後ホイールはもとより、スイングアームにフロントフォーク、さらに前後ブレーキなどをFZR250から流用。それでいて、フロントはフェンダーレスで、ヘッドライトは4.5インチベーツライトをチョイス。コンパクトなシートカウルは同店によるワンオフである。
こうして完成したマシンは絶妙な配色も相まって、ポップかつどこか未来的なもの。「NEWカフェレーサー」を標榜するのもうなずける。
豪奢な足周りを入れても、ビルダーのセンスによっては定番と大きくスタイリングを変えることができる。これぞカスタムの醍醐味、SRの奥深さである。