取材協力:バイクガレーヂ スラクストン
カフェレーサーにトラッカー、ときにはチョッパーなど、これまでSRをベースにジャンルを問わず、さまざまなスタイルに挑戦してきたバイクガレーヂ スラクストン。なかでもロードボンバーをイメージした「M−1」は、多くのSRフリークの絶賛を浴びた秀作。そして、ここに紹介する1台はYAMAHAフリークならば注目せずにはいられないマシンである。
ロングタンクにコンパクトなシートカウル、低く構えたセパレートハンドルが、いかにもカフェレーサー然としたシルエットを形成しており、ペットネームもズバリ「カフェレーサー」と名付けられている。しかし、このマシンがコンセプトにしているのは、なんとYAMAHA TD-3とのこと。70年代はじめにヤマハから発売された2ストローク250エンジンを搭載した市販ロードレーサーである。
なるほど、実際にTD-3と比べてみれば、フューエルタンク(エンブレムも!)やシートカウルはまさにそのまま。あえてドラムブレーキモデルをベースとしているのも、なるほど、うなづけるポイントだ。ただし、TD-3はフルカウルをまとっているのだが、このマシンはノンカウル。しかし、これこそがカスタムの醍醐味といえるもの。決してレプリカに終わらず、みごと「スラクストンのオリジナルマシン」を作り上げているのだ。
SRを愛し、YAMAHAを愛するスラクストンにより、また1台、傑作が生まれた。
キタコ製ヘッドライトをサイドマウントで装着。
あえてミニメーターを採用することで、レーサーらしさを演出。
シンプルなセパレートハンドルやTZタイプトップブリッジが雰囲気を高めている。
フューエルタンクはアルミ製ワンオフ。
カラーリングやエンブレムはまさにTD-3だ!
同店の人気メガホンマフラーをベースに、短く詰めて装着。
車体に合わせてショートタイプとなっている。
コンパクトなシートカウルもTD-3のイメージを色濃く反映したもの。
埋め込まれたテールランプはキジマ製ミニキャッツアイ。
エンジンはストックだが、FCRを投入することでパフォーマンスをアップ。
キーシリンダーもフレームと同色になり、マシンの統一感を高めている。
フロントフェンダーは同店オリジナル TZタイプフェンダー。
レーシーなイメージを演出する。
Custom Spec
エキゾーストマフラー:オリジナルメガホンマフラー加工/キャブレター:FCRφ39/エアクリーナー:ファンネル/ヘッドライト:キタコ/テールランプ:キジマ ミニキャッツアイ/ウインカー:MGグッズ スモールウインカー/ハンドルバー:MGグッズ セパレートハンドル/トップブリッジ:ポッシュ マシンドTZレプリカ/スピードメーター:デイトナ/タコメーター:デイトナ/Rブレーキに:バフ掛け/シート:ワンオフアルミシート/ステップ:ポッシュ クラシカルバックステップ/フューエルタンク:ワンオフアルミタンク/フロントフェンダー:オリジナル TZタイプフェンダー/フロントフォーク:ノーマルバフ掛け/三つ又:ノーマル ペイント/リアサスペンション:ペイトンプレイス PPMCリアサスペンション/スイングアーム:ノーマル ペイント/フレーム上部リアカット/フレームペイント/ペインター:田中新二 ……etc.
↓↓下の商品はShop SR Timesでも購入できます↓↓