トラッカーやボバー、チョッパーなど、様々なカスタムスタイルがある中で、根強い人気を保つのがカフェレーサースタイル。今回、SRカスタムの老舗オレンジブルバードが製作したのもまた、同店が得意とするカフェレーサーのシルエットを持ちながら、よりレーシーさを求めた1台だ。
このマシンでは純正らしさも十分に残されており、スタイリングの要であるフューエルタンクは純正を採用。フレームも無加工で使用することで、全体にSRらしさを色濃く残している。また、前後フェンダーを始め、アルミパーツを多用しており、ブラックアウトされた前後リムと相まって、重厚かつクラシカルなルックスに仕上がっている(続く)。
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貴重な初期型SRにこれまた貴重な当事物パーツ(新品!)、さらに同社オリジナルパーツをうまく組み込んだシングルビックケイのデモマシンが登場。1978年式SR500(後期フレーム)をベースに、初期型純正スタイルの雰囲気を崩すことなく、カフェレーサーにカスタムされたマシンだ。
フレームはもちろん純正のままで、エンジンには同社オリジナルパーツを多数装着。クラシカル感と高級感を高めることに成功している。また、カフェレーサースタイルとしつつも、ヤマハ純正リアキャリア(廃盤)やエンジンガードを装着することで利便性も追求。ルックスの追求だけに終わらず、毎日気軽に乗れる仕様となっている点にも注目したい(続く)。
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今回紹介するメイドバイスリーティーによるSRは、そんなロッカーズの不良性と、正統派カフェレーサーの上品さをみごとに併せ持った1台だ。
BSAタイプのフューエルタンクにルーカスヘッドライト、プレート付きのショートフェンダーなど、トラディショナルなパーツ群で構成されたこちらのマシン。ベース車両に前後ドラムブレーキの95年式を使用することで、より当時の雰囲気を感じさせる作りとなっている(続く)。
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’60年代にアメリカを席巻したアウトロー・チョッパーをはじめ、カフェレーサーやオリジナルのノンジャンルカスタムなど、SRをベースにさまざまなスタイルを精力的に創り出すツーパーセンター。ここに紹介する1台もまた、同店の意欲が見えるマシンである。
オーナーは長くSRに乗ってきたということで、SRの良さも弱点も知り尽くしている。そんなオーナーと話し合い、理想の1台を目指している(続く)。
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外装に足周り、さらにエンジンまでもカスタムされたマシンであるが、一目見て分かるとおり、フレームは無加工。フューエルタンクとシートはスラクストン製で、ハンドル周りは同社オリジナルを満載。フロントフォークには同社製イニシャルアジャスターを装着しながらも、ベースは純正。
さらにスインアームも純正となっているのだが、前後ホイールは換装済み。リアサスペンションやフロントブレーキもバージョンアップすることで、540ccとなったエンジンのパワーを十分に支えるものとなっている(続く)。